サラリーマンをやめたら、エアコン紛争が終結した。
人は体温や体感が微妙に違っている。
そのために多くの仕事場では勃発している紛争がある。
そう”エアコンの温度調節による紛争だ”
とくにデスクワーク中心としたサラリーマンにとっては死活問題といっても過言ではないエアコン温度調節紛争問題。
だいたいが男と女か外回りと内勤の中年女性との間に温度調節の軋轢が生まれる。
また送風設備からの寒暖差のある位地関係も影響すると事態はやや深刻化する。
夏は暑いからできるだけ涼しい方がいいし冬はあまり暖め過ぎると眠くなるので足元だけが暖かくあればよいのだがどうもそうはいかない。
とくに中年女性は夏場はすこし暖かめであることを希望し冬場は暑いくらいの室温を所望する。
利害の不一致。
とくに夏場は外回りの営業担当者たちには室温が暖かめは遺恨の原因になりやすい。
サラリーマンを手放すことでこれらのエアコン紛争に巻き込まれることはいっさいなくなりベストな状態と室温維持で仕事に取り組むことができるようになった。
疑うことなく考えることなく何十年も繰り返してきた。
サラリーマンを手放したら最適な室温を確保することができた。
いくばくかの不確かな賃金と不安から逃げるため一時しのぎの麻酔をうち続けるような生活だったがサラリーマンを止めてほんとうによかった。